「省エネあるある・傾向と対策 家族の協力編」
女性がいちばん困っているのは、水道光熱費を節約・省エネしたくても「家族の協力が得られない」こと。せっかく節約しようとがんばっているのに、家族がエコに無関心なんて、なんだかちょっとイラっとしちゃいますよね〜。
さて、今月はそんなときぜひ試してみたい、とっておきの解決方法をご紹介します♪
実例編。エコに無関心な家族についイライラ。
みんな結構、プンプンしちゃってます。
(Jさん)
夫は省エネに無頓着。電気はいつもつけっぱなし、歯磨きの時は水を出しっぱなし。体を洗うときもシャワーを出しっぱなし。私がうるさく言うと喧嘩になってしまうので、最近は隙を見て電気を消したり蛇口をしめたりしています
(Nさん)
子供には“電気を消さないとお金がかかるし、温暖化ガスが出て地球が大変よ”といつも教えているのですが、すぐ忘れてしまうみたいで何度も言ってもつけっぱなし、出しっぱなし。ちょっと凹んでしまいます
(Cさん)
高齢の両親は節電や省エネにまったく無頓着。一日中電気とテレビをつけているし、夏、冬になると早い時期からエアコンがんがん。かといって熱中症になっても大変なのでエアコンを消してとも言えず、どうしたものかと悩んでしまいます
(Mさん)
子供が小さいと、省エネしたくてもつい子供を優先させてしまう。子供が生まれてからエアコンを急に使うようになって、どうしたものかなぁと悩んでしまう。赤ちゃんや高齢者がいるととたんに電気代が上がってしまうんです。どうしようもないですよね
うんうん、わかるなぁ、みんな同じなんですねー。家族ひとりががんばっても、家庭の省エネってうまくいかないんですよね。やはり家族の協力あってこその成功なんです。
対策編。家族の協力をとりつける方法。
では、いったいどうすれば家族に協力してもらえるのか。
暮らし方や家族構成によって対処法は微妙に変わってくるかもしれませんが、
家族を節約・省エネアクションに巻き込むための方法をスタッフと考えてみました。
家族を協力させるコツ
- その1楽しみながら協力してもらう
- ゲーム感覚で家族を省エネに巻き込むと成功率が高い。
- 具体例
- ・1ヶ月の節電アクション。次の検針票でどれぐらい電気代を減らせたかチェック。減らせていればその分、おこずかいupを約束。
- ・ハイブリッド車の「エコ評価パネル」で、アクセル・ブレーキ・アイドリングのベスト評価を狙う。意外にモチベーションがあがるし、男性にも人気。
- ・ソーラーライトやソーラーグッズを使う。自然の力で電気を作る楽しさを子供に教えられるし、電気を消しても十分楽しめるのでとてもいい。
- その2屋外で過ごす機会を増やして省エネ
- 一日中家にいることが多い高齢者は、一緒に外出して楽しみを見つけに行きましょう。外出するのは家の省エネ効果だけでなく、健康にも良いので一石二鳥
- 具体例
- ・ゲートボールや花植えなど、アウトドアの趣味をみつける。
- ・お祭りやウォーキングなど、地域のイベントに参加する。
- ・図書館や公民館の集まりに出かけてみる。
- その3最終強行手段
- 最終手段は不言実行。言うことを聞かない家族には、黙って先回り作戦。お母さんが掟です!
- 具体例
- ・午後10時以降は消灯!お風呂は追い炊き禁止。家のルールを徹底。
- ・エアコンのリモコンは渡さない。オンオフ温度調整すべての権限を握る。
- ・配管パイプを閉めて蛇口の水量を減らす。
- ・シャワーヘッドをこっそり節水ヘッドに替えておく。
- ・テレビはリビングだけに置く(子供部屋や寝室には置かない)
- ・トイレのタンクに節水用のおもり沈めておく
いかがでしょうか。聞き取り取材をしていくと、「とにかく一貫して省エネ・節電を続けていたら、家族が根負けして協力してくれるようになった」という方が結構いらっしゃいました。
何より効果的なのは、「小言や文句を言いたくなる気持ちをぐっと抑えて、明るく根気よく節約・省エネのお手本になること」なのだそう。
そして、最後にこんなお話をお伺いしました。
「省エネ・節約をずっと心がけていた母の背中を見て育ちました。そのおかげで、大人になって、エコや省エネを自然に受け入れられるようになりました。私が母のようにそれを当たり前にやっている姿を見て、子供も自然に学んでくれるのではないかなと思っています」(エコビバ編集委員 かおりんさん)
素敵なお話だなぁと思いました。2014/04/10