取り組み

2023年02月16日【取り組み】
令和4年のうちエコ診断(WEBサービス)実施結果発表!

高知県センターでは、令和4年6月〜12月にかけて、高知県内で行われているイベントやセミナーなどを通じて「うちエコ診断(WEBサービス)」を実施しました!

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2021年11月19日【取り組み】
推進員活動紹介

高知県温暖化防止活動推進員のみなさんの活動、取り組み等についてご紹介いたします。



【 紙漉きと木育に取り組む宮地亀好さんの活動紹介 】


今年度から「推進員の会」の新会長を務め、香美市だけでなく高知県下の紙漉きや木育による環境教育に取り組み続ける、推進員の宮地亀好(みやじきよし)さん。

宮地さんの前職は高知県立紙産業技術センターの職員で、長年に渡って製紙の研究を行ってこられた「紙のプロフェッショナル」です。その研究の実績を活かそうと推進員になったそうです。

「在職当時は紙の研究と四国通産局の省エネ企業診断もやっていました。その後、子供たちに環境活動を繋げて行きたい思いから、地球温暖化防止活動推進員になりました。第一期の推進員なんですよ。それからずっと現在に至ります。香美市を始め、県下各地の小学校や中学校で卒業証書作りや、手すきはがき作り教室などを通じて環境教育をしています。卒業証書に使う和紙作りは、ケナフの種を植え、それを原料にして和紙を漉くところまで子供達と一緒に行います。

植物を実際に育てて行く上で「炭酸同化作用」のことや「CO2は必要であること」も話しながら、暮らしの中で自分たちがCO2を減らすためにはどうするべきだろう?ということを話し合ったりもします。ケナフは非常に育つ速度が早い植物です。「早い速度で育つケナフを使って、さらに、できたものを長く使う」という工夫を子供たちに伝えていきたいんですよね」(宮地)。


●木育は楽しみながら、温暖化防止にも役立つ

「木育」とは、高知県の森林の87.6%を占める香美市の特徴を活かして、森林保全や温暖化問題を考える材料として木材を使って行う教育活動のことです。1キロの木材を通じて、1.62キロのCO2の削減ができることを知識として教えながら、木琴作りなどを通じて大人も子供も楽しく環境のことを学べます。

「木育」は国がたっぷり補助金を出しているのに、ほとんど使われていないのが実態です。これはもったいないことですよね。例えば熊本県の長洲町では熊本県の推進する「木育推進員養成講座」を開いて、木育の知識や技術、プログラムづくりなどを習得してインストラクターを増やし、組織的に木育に取り組んでいます。これは意外な部分でも効果があって、木育で人に会い楽しく交流する機会が増え、子供や奥さんと話す話題も増えて、高齢者が元気になったと(笑)。また、長洲町では木育を始めてから、医療・介護保険料が、大幅に削減されたと聞きます。木育が高齢者の生きがいになって、大変良い効果を生んでいるそうです。だから私は、病床率や医療費が高く高齢者が多い高知県こそ、積極的に木育を取り入れると良いのでは?と思うんですよね。

今年度の「推進員の会」の取り組みは木育に重点を置いています。2022年の2月12日(土)には香美市公民館で木工育インストラクター養成講座が開催されますので、推進員のみなさんにもインストラクターになるチャンスです。インストラクターは1日研修、実習を行い、試験はありません。研修受講者は今後木育指導員として活動をします(謝金有り)」(宮地)


●推進員だけではなく、地元の民生児童委員としても活動

「私は香美市の民生児童委員を24年続けています。香美市の単身高齢者世帯も随分増えましたよ。高齢者やシングルマザーなど、市の福祉から漏れてしまう人も少なくありません。そういう人をずっと支えていくのが民生児童委員の仕事です。例えばコロナ給付金の10万円だって、入院している高齢者はしらないままのこともあったりします。各家庭の実態を把握して、お弁当を配ったり、おせちを配ったり、それぞれに支援の基準があるんですよ。特に僕は毎日9時から「声友(こえとも)」って言って、気になる人に電話をかけるんです。それぞれに事情がありますから、「薬飲んだかね?」「ごはん食べたかね」とか、世間話でも良いし、高齢者が孤立しないために短くても人と会話するのは大切なことなんです。

私は今年82歳になりましたが、大学の文学部に入学し、大好きな短歌の勉強を始めました。いくつになっても、勉強したいことをするのは、次の世代に繋げられることでもあります。生きがいがあって、元気でやっていれば病気知らずで医療費も下がるでしょう。だからこそ学び続ける姿勢を大切にしたいんですね。私がいつか死んでしまったとしても、この私の気持ちを共有して励みにして、がんばってくれる人がいるなら、私はもうそれだけで嬉しいんですよ。」(宮地)


人々に元気を与え続け、リーダーシップを発揮して精力的に推進員活動、その他様々な活動に取り組む宮地さん。今期は推進員の会の新会長としても活動を盛り上げてくれそうです。

2020年04月02日【取り組み】
こうち環境博2020当日の様子

令和2年2月1日(土)〜2月2日(日)に開催した「こうち環境博2020」の様子が、高知県新エネルギー推進課のYouTubeにアップされています。地元推進員さんの活動や、今回特集企画として実施した「海ごみ展」の様子などを中心とした内容です。【関連サイトへ】をクリックしていただくとご覧いただけます。

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